家づくりの知識

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家づくりを考えた際に知っておいて頂きたい知識を随時、発信しております。

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つながる 01 玄関廻りと窓

つながる

敷地が狭い日本の一戸建て住宅では、お庭はあこがれの対象かも知れません。

このお庭のあり方として、塀やフェンスで囲ってしまう方法もあれば、

道路との境界部分に仕切りを設けずにオープンにする方法もあります。

全体予算に外構工事費(お庭の工事費用)を含めずに、将来やればいいや という方もいます。

その場合も オープン外構となるでしょう。

建売住宅などは予算の関係もあり、外構工事にお金が掛からないオープン外構を採用

しているケースが多いように思います。

ところで、住宅というのは町を構成する要素でもあるので、町との関わり、町の人との関わり、

隣近所との関わり といったものをどう表現するのか といったことが私達 建築士に求められます。

注文住宅の場合 その敷地を使う人、そのご家族が 隣近所と どう関わりたいのか によって

私達建築士へのご指示も変わります。

掃き出し窓の功罪

houzz掲載の住宅の例です。

Craftsman Exterior by Minneapolis Architects & Building Designers Peterssen/Keller Architecture

オープン外構で、玄関前に広いポーチがあり、チェアが置いてあります。

houzzの記事(Laura Gaskill)では玄関前スペースのベンチ等は、

友人や隣人のための好みの集まる場所になるはずです と紹介しています。

この写真で注目して欲しいのは、窓の大きさです。

建物の光の当たり具合を見ると南に向いていると思うのですが、窓が掃き出し窓

(床まで有る出入りできる窓)では無く腰窓です。

日本の注文住宅は、土地が広い狭いに関わらず、南側に大きな窓を開けて

たくさんの光を取り入れる作り方を採用してきました。

田舎の農家型住宅では広い庭が有り、光も取り入れやすく、縁側で作業もでき、

暮らしは障子の向こうなのでこういった作り方は有効でしょう。

街なかのこみいった場所での住宅ではどうでしょう。

よく見るのが

オープン外構でフェンスも塀もなく、道路から丸見えなのに、道

路に面した窓が掃き出し窓になっているケースです。

そこがリビングだから大きな掃き出し窓になっているのでしょうが、

この家に住む人は本当にそういう環境をのぞんでいるのでしょうか?

住みにくいのでは無いでしょうか?

そういった住宅をよく見て下さい。 カーテンが締まり、窓が閉まったままではないですか?

外はさんさんとした陽光にあふれているのに、家の中は電気を付けて暮らしていませんか?

何のための南向きの窓なのでしょう。

明るさが欲しくて窓としたのではないですか?

窓の大きさをコントロールするだけで 住みやすい家づくりとなったのに・・・。

家の中を明るくしたい

近所の人と挨拶をし、良好な関係を持ちたいと積極的に思っている または 思っていない

オープン外構にしたい または 塀で囲いたい

これらの要望は ある程度 平面計画やデザインでなんとかなります。

上の写真では、窓単体は小さいのですが、数が多く、明るさは十分取れそうです。

 

 

Traditional Kitchen by Minneapolis Architects & Building Designers Peterssen/Keller Architecture

部屋の明るさと窓の大きさ

窓の上の外壁がせり出してポーチの屋根になっているので日差しが直接は入ることは少ないと思います。

一般の方は 直射日光が入らないと明るくないと考えがちですが、日光が部屋に直接入らなくても

部屋の中はそれなりに明るくすることが出来ます。

もちろん窓が大きいほど明るさが増すのはその通りです。

でも 窓が大きいと、道路から家の中が良く見えます。

小さい窓の場合、人間の目は室内までは見えません。

でも 室内からは外が良く見えます。

窓を開けて風を通すことも気兼ねなく出来ます。

そうするべきだ という話ではなく、そういう考え方も有る ということです。

近隣の方との交流については、ドアの外のポーチが交流の場としてしつらえて有れば、

それなりのコミュニケーションが取れるでしょう。

田舎の農家の家の縁側がそうであったように。

 

 

友人や近隣とのつながり、庭のあり方、窓の作り方

こういったことも考えながら 私達建築士は 家づくりを進めています。

メディアで紹介されました。ママ目線で建てる!自由設計の家 ママ目線で建てる!自由設計の家

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